
Koindexの予備知識として
トルコの仮想通貨事情です。「人口の約20%にあたる1,400万人が、仮想通貨を保有しています。」という情報はそこそこインパクトがあるので、皆さんも目に触れたことがあると思います。
トルコリラの大暴落により大損した身内がいるので、あまり触れたくないですが、自国の通貨危機によりベネズエラ同様にハイパーインフレ下でビットコインに流れた・・・というようなくだりは、飽きたでしょうから割愛しますが、トルコの人々が仮想通貨に対していかにポジティブであるかは、CCN Marketsの記事をご参照ください。(※CCNとは、元CryptoCoinsNews.comです。)
最近も盛り上がっているか?
最近も盛り上がってそうという印象は皆さん持ってますね。直近で面白そうなイベントも開催されていますので、“イベントに見る盛り上がり”を雰囲気で感じてみましょう。データを見なきゃ気が済まない人は探せばいくらでもあるのでご自身でググってください。

4月6日から10日まで開催予定だった・・・Istanbul Blockchain Week
COVID-19の影響で今年後半まで延期になりました。今年の主要なブロックチェーンイベントの1つとして、100人以上の講演者、2,000人以上の代表者、100以上のメディアが参加する最大のイベントだそうです。興味がある人はツイートを追ってください。以下が延期が発表されたツイートです。
To our followers, thank you for your patience during this difficult time. We now have some important news to share regarding #IstanBlock2020 and #IstanbulBlockchainWeek. Please read: https://t.co/GhgdVlk6JT
— Istanbul Blockchain Week (@IstanbulBlockWk) March 13, 2020

さかのぼって2月に開催された Blockchain Economy 2020
こっちは2月20日と21日にトルコのイスタンブールで開催されたブロックチェーンカンファレンスです。ウォールストリートの著名なアナリスト(ファンドストラットのトム・リー氏)や著名な投資家が基調講演を行ったようです。なんでも60ヵ国から3,000人が集まったとか。ギリギリ開催できて良かったですね。
Thanks to our Gold sponsor @Ledger for being part of us at the #Blockchaineconomy2020!
— Blockchain Economy (@Ist_Blockchain) April 6, 2020
Also, special thanks to @AlexLemarchand VP Global Sales at @Ledger for taking part in the panel discussion dedicated to the future of cryptocurrency wallets!
Would love to see y’all again!🤗 pic.twitter.com/3yckw9xFhz
トルコ人が利用する暗号資産取引所の規模
ウェブトラフィック指数は、トップのBinanceを1000として、それ以外の規模の違いをレポートしています。以下は、CMCからの抜粋です。
暗号資産取引所 | ウェブトラフィックランク |
---|---|
Binance | 1位 |
OKEx Global | 6位 |
bithumb(参考) | 11位 |
BtcTurk | 15位 |
Huobi Global | 18位 |
bitFlyer(参考) | 20位 |
Paribu | 21位 |
Bitbank(参考) | 32位 |
Sistemkoin | 47位 |
bithumb Global | 97位 |
Koinim | 138位 |
CROSSexchange(参考) | 163位 |
coinzo | 164位 |
肝心の取引高と併せて参考にすべきで、本業のほうでは独自係数で分析したりとか結構好きなのですが、ここではやりませんw この瞬間を切り取ってもあまり意味がないですからね。
注釈としては、これを見てお気付きの方もいると思いますが、グローバル戦略を取っている取引所でGlobalを付けているところが幾つか目に付きますね。このGlobalが付いた名称で展開しているということは、国単位でも展開していることを表しています。そのために参考までにbithumbを記載しました。
ここで感じる事があります。
CROSS exchangeは、なぜ「CROSS exchangeトルコ」にしなかったか?という疑問。
勝手にこうだと決めつけた1つ目の理由は、宗教絡みですね。トルコ人の大半はイスラム教徒のはずですからCROSSは十字架ですから一発アウトです。2つ目の理由は・・・もういいですねw これ以上書くと無粋ですから止めておきましょう。
トルコ人が利用する仮想通貨取引所の各リンク
ここからは、トルコ人が利用する仮想通貨取引所の主だったところを紹介します。一部ですから利用できるレベルだと勿論ですが沢山あります。
先ずは、Paribuです。
続いてBtcTurkです。どうやらParibuを抜いて トルコ国内取引所として最大手に躍り出たようです。

続いてKoinimです。
4つ目に紹介するのは、Coinzoです。2018年11月にオープンしたので新しいといえば新しいですが、苦戦してるっぽいですね。
世界の大手の動向は?

OKExは、2019年3月26日にトルコでサービスを開始して以来、3万人以上のユーザーを集めているそうです。(※テキストリンクは、coindesk JAPANの関連記事にジャンプします。)

BINANCEは、もう普通にリラを扱ってますから説明不要ですね。(※テキストリンクは、BINANCE Blogに飛びます。)Paparaというトルコのペイメント企業とも提携しましたし、どこに行っても王者でしょう。

Huobi Globalも説明不要ですね。(※テキストリンクは、Huobiがトルコ市場でどういう戦略を進めているかに関するCOINTELEGRAPHの記事に飛びます。)

Bithumb Globalも説明不要なレベルです。(※テキストリンクは、イスタンブールでのミートアップの様子です。)

そしてCROSS exchange ですね。(テキストリンクはトルコ公式テレグラムのリンクを貼っておきます。)トルコの人々ってどういう気質なんだろう、今の状況下でどのような雰囲気なのかなと開設当初はコピペで翻訳に励んだものです。このブログを更新中の2020年4月8日(水)13:34に久しぶりに覗いてみたら、さすがにブチ切れてますね。そのやり場のない怒り、わかります。そして、新しい取引所のスペック等の詳細を待望する人々が大勢待機しています。トルコでも日本同様にアンチ民が増殖中だとしたら、さらに厳しい戦いになりますね。超ド短期バイトとして、猛者の皆さんは逃げ足が速いことでしょうから、私も慎重になります。
そういう訳で後半は もう面倒くさくなって、収集した情報を端折ってしまい、スミマセンw なんかテキストリンクも後から設定して変な注釈になってしまいましたがスルーしてください。
いつものように浅い情報ですみませんが、トルコのクリプト事情でした。大小問わずブロックチェーン関連企業が重要なマーケットと位置付けているトルコから目が離せませんね。個人的に一番望んでるのはトルコリラの復活なのですがw 最後まで読んでいただき有難うございます。
(2020.5.9追記)数日前にCROSSプロジェクトの2つ目の仮想通貨取引所「Koindex」が発表され、すでに口座開設出来る状態になっています。6月1日と2日の2日間、XEXホルダーはプレマイニング出来ますので楽しみにしています。