
ボラとスプレッドの問題
ボラティリティー(価格変動性)の大きさから、ハイリスクハイリターンが期待できるのが、仮想通貨取引の大きな魅力だったと思いますが、いつの間にか界隈が大人しくなってしまい退屈していますね。(私ではなく市場全体の話です。)
ここにきて、やっぱり為替のほうが儲かるという声が聞こえてくるのは、なんとも残念な話ですが、経済指標や政策金利などのファンダメンタルズとの相関関係がほとんどない不確定要素の高い仮想通貨でボラが小さいのは、確かに退屈だろうと思います。よほどの勝負師でない限り、小さい利確を繰り返したところで知れてますよね。
スプレッドに関しては、私はあまり認識がなく「金融庁認可の取引所はスプレッドが高い」ぐらいしか思ってなかったのですが、木村肇さんから貴重なご意見をいただきましたので、追記します。
ボラティリティが高いのだけど、それ以上に取引所のスプレッドが高すぎて短期売買で利益はほとんど出せないのが現状。
— 木村 肇 (@kimurahajime) 2019年3月15日
儲かってるのは取引所だけという現実を変えないと仮想通貨市場の拡大は難しいかもしれないと思う。
なるほどです。木村さん、貴重なご意見有難うございます。
仮想通貨ポータルサイトのトラフィック推移
ポータルサイトの定義も色々ありますが、仮想通貨のマーケット情報全般:価格情報や時価総額ランキング、仮想通貨取引所の出来高ランキング等がチェックできる主要サイト(有名どころ)のみをSimilarWebでチェックしたいと思います。Webの無料解析ツールのデータなので、アプリのトラフィック量がどうなってるかは知りませんので、あくまでも参考値ですが、わざわざアプリをインストールする人の方が少ないでしょうから、全体傾向の把握には十分だろうと思います。
CoinMarketCap



CoinMarketCapでさえ、月間セッション数が半年前の64%、つまり36%ダウンです。半年前は8,771万セッションありましたが、2019年2月は5,591万セッションまで落ち込んでいます。(※セッション数とは訪問数であってユーザー数ではありませんが、webを解析するうえで重要な指標の一つです。)
CoinGecko



CoinGeckoは、半年前の990万セッションから13%ダウンの774万セッションです。Telegramで活躍されてるあちらのゲッコーさんのインパクトのほうが大きい印象です。
coinlib



coinlibは半年前の125万セッションから43%ダウンの72万セッションです。
CryptoCompare



最後にCryptoCompareですが、半年前の785万セッションから43%ダウンの448万セッションまで落ち込んでいます。
仮想通貨市場への関心の総括
引退とか塩漬けとかでチャートを見なくなった人がどれだけ多いか。ネガティブに粗探ししたい訳ではありませんが、あまりにも静かなので調べた結果が以上です。キャッシュレス化が進む中で、ブロックチェーンと仮想通貨が必ずしもセットである必要がないプロジェクトも散見されますが、このような状況でも資産が増えていってる人も一定数はいますので、「いつか来る」のであれば、参加している人の“今”がチャンスなので、逃さないようにして欲しいなと思います。
ブラジルの仮想通貨事情
ところで、ちょいちょい出てくるブラジルですが、本当に盛り上がっているのか不思議に思ったので、検索してみました。
引用元:BITTIMES
ブラジル(Brazil)は、ブラジリア(Brasilia)を首都とする人口約2億人の南アメリカに位置する連邦共和制国家であり、法定通貨はレアル(BRL)です。暗号通貨への関心が高く、仮想通貨取引所のユーザー数は株式市場の2倍も増えており、同国大手旅行バス会社2社はチケットの購入にビットコイン決済を導入しています。また元ブラジル代表のサッカー選手、ロナウジーニョ氏も「ブロックチェーン(Blockchain)で世界に貢献したい」と発言し、ICOやVRスタジアムの開発予定をしてます。仮想通貨取引所は「Foxbit」「BitcoinTrade」「Mercado Bitcoin」などがあり、大手仮想通貨取引所「Huobi」も同国都市サンパウロに事務所を開設しました。
次にブラジルの通貨レアル建てのBTC取引量を見ましょう。国際通貨コードはBRLです。

15位に入ってますね。ランキング順位は悪くないですが、シェアは0.07%に過ぎません。日本円が1.68%ですから、規模は円建ての4%程度です。 また別の観点の話ですが、円建てがトップシェアだった頃が嘘みたいですね。6位の1.68%とすっかり下火です。なるほどね。傷を追ってる人が多いですね。
ブラジル仮想通貨事情に話を戻しますと、ブラジル在住の中山充さんが詳しく書かれています。
なるほど。そういう事情なんですね。CROSS exchangeであっさり抜いてしまったことも納得できました。

本日は以上です。最後まで読んでいただき有難うございました。SNSって、ちょっと炎上させたらどうなるかとか、ちょっと嫌われたらどうなるかとか、中途半端にやっても何も変わらないんですね。ならば万人受けが一番かというと、そうでも無さそうだし。難しいですねー。
私の仮想通貨投資は、小遣いの範囲でしかやってないのですが、CROSS exchangeのお陰で順調に増えてます。2017年12月からの総投資額(原資)は預貯金の3%強程度で、現在は10%ぐらいのシェアになりました。このブログを読んでくれる皆さんとはギャップがあるのかないのか判りませんけど、引き続き楽しみたいと思います。宜しくお願いします。